わしの暇つぶし

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自己顕示欲を抑える

現代人の三大欲求をご存知だろうか。「食欲」、「性欲」、「睡眠欲」、「自己顕示欲」である。四つ目の自己顕示欲が厄介なもので、現代人は常に、この欲求を如何にして抑え込むかという問題に悩まされている。弱めの自己顕示欲であれば、袈裟固めか上四方固めで抑え込むことができるが、強めの自己顕示欲となるとそうはいかない。どうすればよいのだろうか。

 

自己顕示欲がどのようにして生まれ、成長するのかを教える。自己顕示欲が生まれたのはあなたが生まれた時だ。あなたと自己顕示欲は光と影、すなわち小峠と西村のような関係にある。自己顕示欲を持たずに生まれてくる者はない。誰もが自己顕示欲と楽天カードを持って生まれる。

 

成長の要因は様々である。例えば、よく晴れた日に自己顕示浴をしてみる。こういったことで自己顕示欲は成長していく。ただ、自虐風自慢には絶対に手を出してはいけない。自虐風自慢を服用すると、とてつもない快楽を得ることができるが、効果が切れると全身に口内炎ができる。現代は自虐風自慢中毒者が非常に多い。最初の一回が命取りである。

 

WHOが定めた自己顕示欲肥満の指標EMIについて述べる。EMIはExhibitionistic Mass Indexの略で、この数値が高いほど自己顕示欲が強い。EMIは以下の式で与えられる。

 

EMI=(話の主語が「私」である確率)×(相手の話を自分の話にすり替える確率)×(ツイート数)÷(相手の話に対して感想を述べたり質問したりする確率)+(底辺)×(高さ)÷2

 

EMIが50未満の人は痩せ型、50〜60の人は正常、60以上の人はクソデブである。芸能人の平均EMIは80、夏の大三角の平均EMIは2億である。

 

本題に戻ろう。強すぎる自己顕示欲を如何にして抑えるか。まず、あなたが本当に自己顕示欲を抑えようと思っているか考えて欲しい。自己顕示欲に溺れている人間は、自分が溺れていることに気づいていないか、または溺れずに平泳ぎでもしている。だからあなたが自己顕示欲を抑えたいと本気で思った時、問題は半分解決しているのだ。

 

では残りの半分は何だ。虚しさである。自己顕示欲を満たすことでしか虚しさを解消できない、こういう状態になるともうどうしようもない。虚しさは増すばかりである。どうやって抜け出すか。何があってもあなたのことを受け入れてくれる人間、もしくはあなたが本気で打ち込める物事を一つでも見つければ良い。確かな拠り所さえあれば、みだりに自己顕示欲を満たす必要はなくなる。自己顕示欲に打ち克とうとするあなたを応援している。頑張れ。