わしの暇つぶし

暇つぶしにもってこいの面白ブログ

欲しいか欲しくないかで言ったら欲しい特殊能力〜リミテッドテレポーテーション〜

 

こんにちは。

今回は特殊能力「リミテッドテレポーテーション(限定的瞬間移動)」を紹介します。

 

 概要

任意の地点から定められた場所や地域に瞬間移動する能力である。移動先は能力保有者に固有であり、先天的に定まっているという説が最も有力である。テレポーテーションの直後は昏睡状態に陥り、意識回復までの時間には個人差がある。テレポーテーション後はテレポーテーション前の運動状態を一切引き継がず、速度ゼロ、加速度ゼロの状態で地面に立っている。意識がないため直後に崩れ落ちる。テレポーテーション時に能力者の体に触れている物は能力者とともにテレポーテーションする。直接触れていなくても能力者の皮膚から10cm以内にあればテレポーテーションする。また能力保有者はテレポーテーション前後の記憶を失う場合がある。

 

発動条件

一般的に能力保有者が強いストレスを感じた時に発動するとされ、ストレスのない状態で意図的に発動することは出来ない。

 

発現原因

未だ解明されていない。幼少期の臨死体験に起因するという説があるが反例も多い。2018年現在確認されている能力保有者は全世界で42人である。うち35人が男性であることから男性に発現しやすいと考えられている。発現時期は様々である。加齢により能力を失った事例は確認されていない。

 

発見

1983年世界初のリミテッドテレポーテーション能力保有者がアメリカ・テキサス州で発見された。家族でバーベキューを楽しんでいたダニエル・ゴメス少年(12歳)は父親のロバート・ゴメス氏が焼いた肉を食べた直後突然発狂し、奇声を発しながら家のトイレに駆け込んだ。心配したゴメス氏はダニエル少年を追いかけ、トイレの前でダニエル少年が出てくるのを待ったが、呼びかけに対する応答が全くない上、10分ほど経過しても出てこなかったため強引に扉を開けた。しかしそこにダニエル少年の姿はなかった。両親はすぐに捜索願を出したが、警察が3日間捜索しても手がかりが全く掴めなかった。行方不明から4日目の朝、ゴメス氏の元に一本の電話が入った。電話の相手はバンコク在住のウイナバラ・ナラッターインというタイ人女性であった。ナラッターイン氏は「家のトイレに入ろうとしたら中で少年が気絶していた。」と証言している。ダニエル少年はそれから丸二日間昏睡状態にあったが3日目の昼頃に目を覚ましたという。ナラッターインは目が覚めたダニエル少年から住所を聞き出し、ゴメス氏に連絡した。ナラッターイン氏の証言通りならばダニエル少年が自宅のトイレに入ってからナラッターイン氏のトイレで発見されるまで30分ほどである。仮にナラッターイン氏の発言に時刻的な誤りがあったとしても、12歳の少年がアメリカからタイまで海を渡って辿り着いたとは到底考えられない。この事件は謎の失踪事件としてアメリカ全土で大きく取り上げられ、様々な憶測が飛び交った。翌年の1984年、記者達の執拗な付きまといが続いたことで再びダニエル少年が発狂し姿を消した。ゴメス氏がすぐにナラッターイン氏に連絡したところ電話の向こうから「Oh! Here again!」という声が聞こえてきたという。この一件により誰もがダニエル少年のテレポーテーション能力を認めざるを得なくなった。このニュースは瞬く間に世界中に広がり全ての科学者を驚かせた。人道的な理由により踏み込んだ研究は行われず全てが謎のままであったが、1986年の転校の際と1995年の就職の際の2度、ナラッターイン氏のトイレにテレポーテーションしたことから、トリガーはストレス、移動先は不変であることが予想された。以後ダニエル少年以外にも似たような能力を持つ者が現れ始め、移動先が能力者ごとに固有であることが分かった。1回目の失踪のトリガーについてダニエル少年は後日、「パパの焼いた肉が硬すぎて頭にキちゃったんだよ。」と語っている。

 

著名な能力者

リミテッドテレポーテーションは失踪と間違われる恐れがあるため能力を持っていることを公言している著名人は少なくない。

 

Superfly

任意の地点から埼玉県に移動する能力を持つ。能力の発現は13歳。歌が上手すぎることがストレスとなり地元愛媛から埼玉県熊谷市にある熊谷ドームに瞬間移動した。昏睡状態から覚めた直後熱中症にかかり再び昏睡状態に陥った。これ以後Superflyは熊谷を毛嫌いしている。デビュー当時から能力者であることを公言していたため周囲も配慮し、なるべく彼女にストレスを与えないよう努めた。2度目の瞬間移動は23歳の時であった。口内炎が同時に48個できたことで一切食事が摂れず、断食後2日目の朝にテレポーテーションした。行き先は埼玉県大宮市の大宮駅であった。前述のダニエル・ゴメスのテレポーテーション先は家のトイレにまで限定されていたが、限定の範囲は人それぞれであり、Superflyの場合は埼玉県という限定しかない。2016年に開催されたさいたまスーパーアリーナライブでは代表曲「愛を込めて花束を」の音程を全て外し、ストレスが極限状態まで高まった。Superflyの能力を知る観客達は彼女がテレポーテーションしてしまうのではないかと心配したが案の定Superflyは姿を消した。突然Superflyがいなったアリーナには落胆ムードが漂ったが次の瞬間再びステージ上にSuperflyが現れた。テレポーテーション先が奇跡的にさいたまスーパーアリーナだったのである。テレポーテーション後は昏睡状態に陥るが、Superflyは昏睡状態のまま立って歌い続け、プロの意地を見せつけた。これ以降彼女のテレポーテーションの報告はない。過去の記事でも紹介したがSuperflyはこの能力の他にダンゴムシと意思疎通できるという特殊能力も持っている。

 

イモトアヤコ

任意の地点から東京大学医学部附属病院に移動する能力を持つ。発現は2007年に放送された「世界の果てまでイッテQ」の珍獣ハンター企画のロケ中である。企画はイモトがインドネシアに生息するコモドドラゴンと対決するという内容であった。対決が始まるとコモドドラゴンが突然、異常に興奮し始め、猛スピードでイモトに飛びかかった。イモトは両腕で体を守ったが、その腕に噛み付かれ、右の前腕骨を折る重傷を負った。噛み付かれたまま、痛みとイッテQスタッフへの怒りが最高潮に達し、姿を消した。目が覚めると東京大学医学部附属病院の中だったという。腕にはすでに処置が施してあった。皮膚から10cm以内にある物も一緒にテレポーテーションするため、コモドドラゴンも東京大学医学部附属病院に移動した。現場は一時パニックになったが、院長が素早く麻酔を打ち込んだことで事なきを得た。イモトが能力者であるという事実はイッテQスタッフと東京大学医学部付属病院スタッフの間での秘密とされている。企画の性質上怪我をするリスクが高いため、この能力は役に立つとイッテQスタッフは考えたのである。イッテQスタッフはこれ以後この能力を前提として企画を作ったため、ロケは大変危険なものが多い。イモトは大怪我をするたびに東京大学医学部附属病院に瞬間移動し、治療を受けている。口止め料として東京大学医学部附属病院にはイモトの細胞が提供された。後に世界最難関と言われる数々の山を攻略するイモトの細胞には、大学病院も大いに興味を示した。大学病院はイモトの細胞を培養、強化し人型に成長させた。これが後のフリーザである。

 

バラク・オバマ

任意の地点からホワイトハウスの大統領室に移動することができる。発現は1歳の時、初めて喋った言葉が「ママ」ではなく「Yes. We can.」であったことに母親が激怒し、そのストレスで姿を消した。同じ頃、大統領室に突如赤ん坊が現れた。部屋にいた当時の大統領ジョン・F・ケネディは驚いたが、赤ん坊が昏睡状態にあることが分かるとすぐに救急車を呼んだ。オバマは翌日家に送り届けられた。この一件はケネディ大統領の意向で公にはされなかった。オバマはその後、週に一度ほどのペースで大統領室に現れたが、テレポーテーションに慣れてきたのか徐々に昏睡状態の期間が短くなり、2〜3分ほどで目を覚ますようになった。ケネディ大統領はオバマが目を覚ますと、決まって本を朗読した。歴史や政治に関する本である。当時1歳のオバマには絵本の意味さえ分からなかったが、オバマは朗読中いつも嬉しそうであったという。翌年にケネディ大統領は暗殺されてしまうが、オバマのことはジョンソン次期大統領にも知らされた。このようにしてオバマの秘密は大統領に引き継がれていった。大統領と遊ぶうちにオバマは大統領室が好きになり、自分もアメリカ大統領になることを決意した。2009年、47歳にしてアメリカ大統領に就任し、夢を実現した。職務中はテレポーテーションが発動しないように常に気を配っていたが、飛行機のトラブルなどの際はそのストレスでテレポーテーションを発動し、かえって早く帰国していたという。

 

徳川家康

任意の地点から、イメージした人間のもとに移動することができる。本来リミテッドテレポーテーションの移動先は地球に固定された座標で指定されるものであり、徳川家康の能力は完全に例外である。現在このような例外として確認されているのは徳川家康のみである。ただしトリガーは他の例と同じくストレスである。以下は織田信長のブログの抜粋である。

 

イケメン将軍のつぶやき

 

ikemen-shogun@nazejablog.com

 

1560年6月12日

 

桶狭間でやりました!!

 

どうも!shogun♪♯です!

 

 

 

 

ついにやりました…!!

 

 

長年苦しめられてきたあの憎っくき今川義元をやっと、やっと倒すことができました!

 

あれもこれも全て皆様の応援のおかげです!本当に有難うございました!

 

っとまあかしこまった挨拶はこの辺にしてと。

 

いやみんな、マジ感謝。マジでテンション上がってっから今。今川、マジ同情。あんなイキってたのにな。ほんと笑える。

 

いやぶっちゃけね、ラッキーだったのよ今回。周り見えないぐらいのすげぇ雨降ってさぁ、これ奇襲したらいけんじゃね?みたいな。いけたんだよね、マジで。毛利ちゃんがさぁ、義元の首、取ってくれたのよ。ほんでさぁ、やったー、勝ったーと思ってみんなでワイワイやってたらさぁ、いきなり目の前にガキが現れてさぁ、意識なかったっぽいんだけど最後の一振りみたいな感じで切りかかってきたんだよね。いや結構危なかったよマジで。普通ならソッコー斬首なんだけどさぁ、なんか現れた時の感じが変だったんだよねん。瞬間移動って言うのかなぁ?いや自分でもアホ臭いとは思うけどさぁ、そんな感じだったんよぉマジで。名前聞いたんだけどなんだっけ、徳川家広?だっけ?家康?だったかな?とりあえず生け捕りにしてあるんで後で詳しく聞いてみようかな〜なんて思ってまぁす。少々手荒になりそうだなぁ〜笑笑

 

んじゃ、また。。。」

 

 

 

イケメン将軍のつぶやき

 

ikemen-shogun@nazejablog.com

 

1560年6月13日

 

流石にビビりました

 

どうも!shogun♪♯です!

 

いきなり昨日の続きなんだけどさぁ、やべぇわあいつ、徳川家康。マジで瞬間移動した。これ、マジな。ちょっと詳しく説明するわ。

 

お前瞬間移動してなかった?て聞くじゃんとりあえず。そしたらあいつなんて言ったと思う?はい、しました、って言ったかんね。いや認めんのかーい!ってなったわ。てか言ったわ。どうやってやんのか聞いたらさぁ、強くイメージした相手のもとに行けます、って言うわけよ。じゃあ毛利ちゃんイメージしてって頼んだらさぁ、顔を見ないとできません、て言うんだよね。いや、待てよ、じゃあなんで俺ん時できたん?と思ったらTwitterのアイコン見ました、だって。わろた。自己顕示欲が裏目に出たねこりゃ。もうソッコー毛利ちゃん連れてきたわ。家康くん、こいつが毛利ちゃんだよ、っつって。んで毛利ちゃんに100mぐらい離れてもらって準備完了。はい、やって、って言ったらさ、ストレスが引き金となるんで今はできません、て言うわけよ。参ったな〜、人のこと煽ったりするの苦手じゃん俺?でもさぁ、今回はしょうがねえよな。

 

俺「じゃあ徳川15代将軍全部言ってみ」

家康くん「徳川15代将軍…?」

俺「あれ〜、徳川初代将軍のクセに知らないの〜?」

家康くん(プルプル…)

俺「君の子孫てマジでアホだよね。綱吉くんとかほんと傑作だわ。」

家康くん(プルプルプルプル…)

俺「鎖国とかマジでコミュ障陰キャやろ。隅っこでハリポタでも読んでろや。」

家康くん(フギー…!フギー…!)

俺「お前母ちゃん、でっじっま〜♪」

家康くん(プチン)

 

この瞬間ほんとに消えたんだよね。毛利ちゃんの方パッて見たら足元に家康くん倒れててさ。マジかよと思ったよね。でも流石に信じざるを得ねえわこれ泣。次はどうやったらできるようになるか聞くわ。

 

んじゃ、また。。。」

 

この二つの記事にから、徳川家康がリミテッドテレポーテーションの能力保有者であるということが認められた。

 

ちなみに三方ヶ原の戦いで武田信玄に敗れた徳川家康が敗走中に恐怖で脱糞したという逸話があるが、これは誤りである。敗戦が濃厚になった徳川家康はリミテッドテレポーテーションを使用して自ら武田信玄を討とうとしたが、欅坂のライブ終わりであったためストレスが全くない状態であった。それでも何とかしようとして力んだ結果、脱糞してしまったのである。脱糞のストレスはあまりにも大きく、家康はその場で気絶した。つまり負けたから脱糞したのではなく、脱糞したから負けたのである。