わしの暇つぶし

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オノマトペの使い方に問題のある人が書いた文章

 

五歳の時、取り憑かれたように酢こんぶばかり食べていたら右腿に口内炎ができました。これがトラウマとなり、僕はオノマトペを上手に使うことができなくなりました。

 

オノマトペというのは「ペタペタ」とか「ゴシゴシ」とか「ダンカン」とか、そういう感じの言葉です。説明が下手でごめんなさい。そんなにシャバシャバ怒らないでください。

 

昨日あった出来事をキュポっと書いていこうと思います。

 

僕、運がシケシケに悪いんです。昨日は家の玄関をもぐもぐ開けた瞬間にスズメバチがてろてろと入ってきまして、もうムキムキに驚いてしまって家中をコリコリ逃げ回ってましたら、家の中でポキンと迷子になってしまったんです。あの時は本当にこんがりしました。

 

やっと家を出たと思ったら雷がモサモサッと落ちてきて、僕はたちまちピチピチの炎に包まれました。全身にニョーンと力を入れたら何とか火は消えましたが、心臓がビンビンに止まってしまったので苦しかったです。

 

そのあと、目をつぶりながらグツグツ歩いていたら、追い剥ぎと引ったくりに同時に遭いました。流石の僕もピロローンときて、まずは追い剥ぎをボコボコに追いかけました。追い剥ぎは足が速くて追いつけなかったので、狙いをボソッと切り替えて、引ったくりをニョキニョキ追いかけました。引ったくりは足がとても遅かったのですが、僕の足がもっと遅かったのでメラメラと逃げられてしまいました。

 

僕はズンズン立ち尽くしました。バッグも服も乳首も何もかもを奪われ、僕はニコニコ泣きました。目から大粒の涙がシャリシャリと溢れ、それは頬をバキボキ伝い、地面にしれっと落ち、やがて水溜りとなり、池となり、ついには滋賀県で一番大きな湖となりました。

 

あれ、滋賀県ってなんですか?今頭にぺっと浮かんだんですけど。外では恐竜がモサモサうるさいんです。僕が湖を作ってしまったからか、生態系にゲッソリと変化が見られます。変化と言えばですけど、こんなにいっぱいいる恐竜たちもいつかはドバッといなくなってしまうんでしょうか。流石にないですよね、そんなこと。あ、今、空で何かがモジモジ光りました。流れ星かな?こっちに向かってる気がします。では今回はこの辺で。